思春期を過ぎてからニキビができる傾向を「思春期後ざそう」といいます。
ニキビを下顎・フェイスライン・頚部に認め、月経前にニキビが増悪し、
20〜30歳代の働く女性に多いのが特徴です。
ニキビは、皮脂の過剰分泌、つまり、ホルモンバランスの乱れによって発生します。特に、月経前は女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)のバランスが変化しやすく、男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌が活発になり皮脂腺を刺激して、皮脂の分泌が多くなるため、下顎やフェイスライン、頚部にニキビが出来やすくなります。
ホルモンバランスの乱れからニキビができる方は、ピルを使用することで、ホルモンバランスを正常化させてニキビを改善することが期待できます。
当クリニックではアンドロゲンの作用が極めて少なく、
第1世代と第2世代の欠点を改善した第3世代とよばれる
ピル(マーベロン)を使用します。
マーベロンについて
低容量ピル、マーベロンは、プロゲストーゲンとエストロゲンの2種類の
ホルモン剤で構成されています。
これを毎日1錠づつ21日間飲み続け、7日間ピルを飲むのを休みます。
この休薬期間の2-3日目より月経と同じ様な出血が起きます。
これはピルに含まれるホルモン作用が消失して起きるため、消退出血といいます。
7日間の休薬をおいた後、8日目より再び、ピルを21錠飲みます。
この繰り返しがピルの基本であり、女性の定型的な28日周期を約束してくれるのです。
<ピル服用の注意点>
★副作用で血栓ができやすくなるので、35歳以上の喫煙者はピルの服用はできません。
★ピル服用の目安は、2〜6ヶ月です。
★片頭痛を訴える女性は服用を避けていただきます。
★肝酵素誘導薬服用中の女性は効果激減します。
★子供を作りたい方は服用できません。(ピルは99%の避妊効果)
★血圧測定し、高血圧の方には処方できません。
<ピルの副作用>
低用量ピルのため副作用はほとんどありませんが、まれに悪心・嘔吐などの胃腸障害があります。
ピルを飲み始めの初期にみられることが多く、ホルモン環境が、一時的に変化するため生じます。
ホルモン環境に慣れ、しだいに消失します。


